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破綻寸前のギリシャ、ドイツに対しナチス時代の賠償請求 [ニュース【海外】]

6日、ギリシャのバルファキス財務大臣は、第2次世界大戦におけるナチス・ドイツによる占領でギリシャが受けた損害において、ドイツが支払うべき賠償額は2790億ユーロ(3051億7000万ドル)近くに上るとの見方を示している。


チプラス首相は、先週から賠償請求の準備を進めている模様。戦時賠償とナチス・ドイツに強要された融資の返済、歴史遺産の返還を求める方針のようだ。


一方、ドイツは1960年に1億1500万ドイツマルクの支払いを行い、ギリシャへの義務は果たしたと繰り返し主張している。


現在、ギリシャ債務問題でチプラス首相は国内から激しい突き上げを受けている。


資金枯渇が迫り、元来右派と左派に分かれる特殊な政治体制で、いつ政権が倒れてもおかしくない状況の中、ドイツに対する桁外れの損害賠償請求を本気で考えているという。


ドイツは、当時の問題は欧州の合意と、第2次世界大戦を正式に終結させる調印によって賠償問題は解決済みだとし、ギリシャの主張を「ばかげた話」として一蹴し、相手にするつもりはないようだ。


「分別のない福祉対策の末収集がつかなくなった上、ドイツに責任をかぶせようとしている」という見方をする世論も多く、国際的な批判は免れない。
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