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アメリカで話題のホラー映画『Unfriended』幽霊よりもほんとは怖い「SNS」とは [芸能【海外】]

幽霊は人を殺すことができるか?


答えはYESだ。しかも、テレビの中から出てくることなく。
しかも、最近の幽霊はSNSのメッセージで人々を恐怖のどん底に叩き落とす。


“Unfriended”はディレクターのLevan Gabriadzeと作家のNelson Greavesによって製作されたドキュメンタリー風のホラー映画です。先週末からアメリカで公開となり、話題を呼んでいます。Google Americaでもトレンドワードとなりました。


この作品の特徴は、作中のすべての描写が1人の18歳の女の子のMacBookの画面を通して「のみ」表現されています。


そんなの面白味がないじゃないかと思ったかもしれませんが、実は驚くほど緻密に作り込まれています。しかもただのホラーではなく、第一印象とは程遠く思慮深い映画に仕上がっています、と製作チーム。


ストーリーは終始ブレイアという女の子のパソコン上で進行します。彼女の一人称視点で、あたかも自分でPCを操作しているかのような感覚になります。個人的には米「クローバーフィールド」を彷彿とさせる表現です。


ストーリーは、ブレイアと数人の友だちは、共通の友人ローラが泥酔した恥辱的な動画をイタズラで公開、それが原因で彼女は学校で拳銃自殺してしまいます。その後死んだはずの彼女からFacebookやSkypeを通して彼らにメッセージが届き・・・やがて友人たちはお互いを疑い合うようになり、彼らの友情は崩壊していく、といった内容です。


単に「亡霊の復讐」がテーマではなく今作品では若い世代に蔓延し尽くしたSNSを通じたコミュニケーションの在り方が描かれているとのこと。


そして実はそれが実は一番恐ろしい部分だといいます。


この映画の最も奇抜なのは、全ての出来事がブレイアのPC画面で起こることです。全ての知覚表現は「音」だけで描かれます。画面上で描かれない『外』の出来事は音だけで想像するしかないのが逆に恐ろしさを倍増するでしょう。


若者たちの常に繋がっているが実は脆く、浅い人間関係を見事に描写されています。それがこの映画の肝となる部分です。


最終的に、彼女たちがお互いを理解していることはSNSで公開されている表面的なことだけだったのだと気付いてしまいます。


常にみんなと繋がっているが、実は誰とも繋がっていない。現実の世界では、あえてSNSから離れる若者も多いそうです。


日本公開は未定ですが、ただのホラー映画以上に考えさせられる映画となるかもしれません。いずれ公開されればぜひチェックしたい一作です。興味のある人はぜひ下記の予告編を見ていただきたい。

Unfriended From youtube
https://youtu.be/Q72LWqCx3pc



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