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NYや東京、パリに比べてパッとしないソウル。その理由は「朝鮮問題」にあり? [ニュース【海外】]

1日の韓国メディア中央日報に、国内の大学教授エマニュエル・パストリッチ氏の論文『なぜ韓国は優れた教育やインフラがあるのにも関わらず世界的な影響力が弱いのか』が掲載されています。


教授によると、サッカーやゴルフなどのスポーツ界、国際政治の舞台でも注目される韓国ですが、いまだ世界に与える影響力は乏しいとのこと。


日本やフランス、アメリカは独自の個性で世界から確立していて、実は首都ソウルにも優秀な人材や芸術的な世界でも才能溢れる人材が揃っていますが、それにも関わらず「ソウル派」と世界から称されることはあまり聞いたことがありません。


韓国のこのような状況の根本にあるのは「分裂国家という背景」だといいます。


「ふだん我々(韓国人)が北朝鮮の存在を意識することはないが、相反するもう一つの韓国から受ける圧力が非常に強く、韓国の将来を描くための障害となっている」と教授。


「コンピューターではじき出された費用だけでは換算できない、韓国の統一によって得られる価値は甚大である」





Q、なぜ韓国と北朝鮮は仲が悪いの?



そもそも第二次世界大戦が終わるまで朝鮮半島は一つの国で、当時は日本の支配下に置かれていました。


日本の敗戦により独立することになったのですが、国の政治体制を決める際に、アメリカのような民主主義政策でするか、ソ連のような社会主義にするかで意見が分かれました。


それにアメリカとソ連がハッパをかけ、朝鮮半島では国を分断して戦争になりました。米ソ2ヶ国の傀儡戦争とも言われています。


アメリカの支援を得て李承晩は大韓民国の成立を宣言。これに対抗して金日成はソ連を後ろ盾に朝鮮民主主義人民共和国を成立させます。


その結果、北緯38度線は軍事境界線ではなく、事実上の「国境」となりました。


米ソの軍事介入に加え、中国がソ連に加わり、地理上は関係がないオーストラリアやニュージーランドも友好関係のためにアメリカ側へ加わりました。



これが『朝鮮戦争』のあらましです。犠牲者の数が総人口の20%にあたる400万人。決着がつかないまま停戦を迎え、今に至ります。


余談ですが米軍を率いていたマッカーサーの暴走により戦闘は中国国内まで飛び火。


それがソ連を刺激し、ひいてはヨーロッパまで緊張に陥り、第三次世界大戦の開戦を恐れたトルーマン大統領はマッカーサーをすべての軍から退けたのでした。


ちなみに米軍は多くの軍需物資を日本へ依存していたため、日本国内は空前絶後の好景気に沸いていたのでした。


1953年に停戦を迎えましたが、結果として朝鮮半島は南北二国に分断されました。実は現在も特に平和条約は結ばれていないので、緊張状態は解消されていないのです。
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